シアトルの歴史ある独立系映画館『Cinerama』を SIFF が買収年内にリニューアルオープン予定

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シアトル国際映画祭などを運営する SIFF が、シアトルのダウンタウンにあるシアトル・シネラマ・シアター（以下、シネラマ）を買収し、年内にリニューアルオープンすると発表しました。

1963年に独立系映画館としてオープンしたシネラマは、シアトルを象徴する映画館として根強い支持を集めましたが、1990年代後半には老朽化が進み、取り壊しの危機に直面していました。

そんな中、マイクロソフト共同創業者で投資家・慈善家の故ポール・G・アレン氏が買収して修復を行い、1998年にリニューアルオープンが実現。大ヒット映画や独立系映画の上映に加え、さまざまな映画祭やイベントの会場として再び輝きを取り戻しました。しかし、2020年3月にCOVID-19のパンデミックが宣言されたことにより、休館を余儀なくされていました。

今回、シネラマを買収した SIFF は、2011年から2014年にかけてクイーン・アンのアップタウン・シアターとキャピトル・ヒルのエジプシャン・シアターを買収してよみがえらせた実績があります。シネラマは年内に新しい名前でリニューアルオープンし、SIFF が運営する SIFF Film Center at Seattle Center、SIFF Cinema Uptown、SIFF Cinema Egyptian と一緒に、独立系映画館の文化を維持する一端を担うことになります。詳細は SIFF の公式サイトでご覧ください。