MENU

スターバックス、カフェやトイレの利用に商品購入を義務付け

  • URLをコピーしました!

スターバックスのカフェを利用するには、商品を購入する必要がある ー そんな規則を、スターバックス(本社:シアトル)が発表しました。

同社はこれまでは7年近くにわたり、商品を購入しなくても店内やパティオ、トイレを利用したりすることを認める『Open Door Policy』を採用してきましたが、この新たな行動規範(Code of Conduct)では、商品を購入する顧客を優先することを明確にしています。

“We want to ensure our spaces are prioritized for use by our customers. Our Coffeehouse Code of Conduct is something most retailers have and is designed to provide clarity that our spaces – including our cafes, patios and restrooms – are for use by customers and partners.”
(私たちは、店舗スペースをお客様が優先的に利用することを確実にしたいと考えています。私たちの『コーヒーハウス行動規範』は、多くの小売業者が採用しているものであり、当社のカフェ、パティオ、トイレなどはお客様やスタッフが利用するためであることを明確にするために設けられています)

また、店舗内での尊重ある行動を求め、秩序を乱す行為、差別やハラスメント、暴力や脅迫的な言葉、外部からのアルコールの持ち込み、喫煙(Vaping:ベイピングを含む)、薬物使用、物乞いを禁止し、規範に従わない場合は退去を求めることがあり、必要に応じて通報することもあると明記しています。

Investopedia によると、この新しい行動規範は1月27日から実施され、各店舗に掲示される予定です。

スターバックスが商品を購入しなくても店舗スペースを利用できる「オープンドア」ポリシーを導入した背景には、2018年4月にフィラデルフィアのスターバックスで起きた事件があります。この事件では、仕事のミーティングの相手が到着するのを待っていた二人の男性が、商品を購入せずに店舗スペースを利用していたという理由で逮捕され、二人が黒人であったことから人種差別ではないかとの批判が集中しました。その後、スターバックスは逮捕について謝罪し、信頼回復と差別を防ぐための取り組みの一環として、「商品の購入の有無に関わらず、カフェやトイレなどのスペースを誰でも利用できる」とする「オープンドア」ポリシーを導入しました。

  • URLをコピーしました!

この記事が気に入ったら
フォローをお願いします!

もくじ