アメリカで「スターター・ホーム」と呼ばれる、初めての住宅を購入する場合、どのぐらいの年収が必要なのでしょうか。
シアトルの不動産企業 Redfin の調査で、2023年6月における、スターター・ホームの購入に必要な年収(※)を人口上位50都市で比較した場合、シアトルは141,794ドルで全米7位であることがわかりました。
シアトルのスターター・ホームの中央価格は53万5000ドルです。
ここでいう必要な年収とは、スターター・ホーム(中央値)の一般的な月々の住宅ローン支払いに必要な所得です。
【スターター・ホームの購入に必要な年収 都市別比較の上位10位】
- サンノゼ $245,157
- サンフランシスコ $241,181
- アナハイム $180,224
- オークランド $166,972
- サンディエゴ $161,671
- ロサンゼルス $151,070
- シアトル $141,794
- NYナッソー郡 $124,566
- ボストン $121,916
- ニューヨーク $116,615
全米平均は約64,500ドルと、1年前より13%(7,200ドル)増加しています。
同社によると、この増加は住宅ローン金利の上昇と住宅価格の上昇が影響しています。さらに、売りに出される住宅の数が非常に少ないことも、スターター・ホームの価格を押し上げる結果となっています。
シアトル・タイムズは、「特に低価格帯の住宅が全般的に不足しており、住宅購入を一層難しくしている」と指摘しています。