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ワシントン州のインスリー知事、感染拡大を抑制するための新たな規制を発表

ワシントン州のジェイ・インスリー知事は2日に行った会見で、ワシントン州を含む全米各地で新型コロナウイルス感染者が増えていることを受け、新たな規制を導入することを発表しました

新たに導入される規制は次のとおりです。

また、ワシントン州保健局は、フェーズ1のままとなっているベントン郡、フランクリン郡、ヤキマ郡を修正版フェーズ1(フェーズ1.5)に移行させ、これら3郡での経済活動を緩和し、個人向けサービスなどの追加的な活動を少しでも可能にするため、地元当局と協力する予定であることが発表されました。これは、フェーズ1の郡の在住者が、サービスを受けるため、次のフェーズに移行している郡に移動することで、郡の境界を越えて発生する感染症の数を抑制するという目的にもとづいています。

ワシントン州保健局とベルビューにある Institute for Disease Modeling(IDM)は、新型コロナウイルス感染症のデータを年齢・人種/民族、第一言語で分析した2つの新しい報告書を発表しました。どちらの報告書も、パンデミックが有色人種のコミュニティに及ぼす影響が不釣り合いかつ増大していることを強調しています。また、IDM は、35歳未満の患者は1月から3月まで全体の22%しか占めていなかったのに対し、5月から6月には全体の46%に増加していると報告しています。

シアトル・キング郡公衆衛生局によると、ワシントン州最多の人口を抱えるキング郡の1日平均の新規感染者数は、6月中旬の1日平均40例から6月21日の週の87例へと、過去2週間で2倍以上に増加しています。これは、住民10万人当たり54人ということになりますが、2週間で新規感染者数を住民10万人当たり25人未満に抑えるという州全体の目標を満たすには、新規感染者数が1日39件程度である必要があるとのことです。新たに発生した患者の半数以上は20~39歳で、この2週間の新規感染者に占めるこの年齢層の患者の約40%がシアトル在住者となっています。



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