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今年もワシントン州のスカジット郡などにハクチョウが飛来 冬の風物詩

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ワシントン州のスカジット郡、スノホミッシュ郡、ワトコム郡では、カナダのブリティッシュ・コロンビア州北部やユーコン準州西部、アラスカ州から越冬のため、約2万羽のコハクチョウ(Tundra Swan)とナキハクチョウ(Trumpeter Swan)が飛来します。

ワシントン州魚類野生動物局によると、これらのハクチョウは夏を越す地域の状況を見計らい、11月から4月にかけてワシントン州に飛来するとのこと。今年は11月に入ってからの大雨でハクチョウがワシントン州西部に飛来したため、同局は、コハクチョウとナキハクチョウのホットラインを再設置しました。

ホットライン: (360)466-4345(内線266)

スカジット郡、スノホミッシュ郡、ワトコム郡で、死んでいるハクチョウやケガをしているハクチョウを見つけた場合、このホットラインに電話をすると、氏名、電話番号、ハクチョウの位置や状態などを含む詳細を手短にメッセージで残すことになります。

その情報に基づき、ワシントン州魚類野生動物局、ピュージェット・サウンド・エナジー社、スノホミッシュ郡公共サービス局の職員、ノースウェスト・スワン保護協会のボランティアなどが、ハクチョウを回収または救出します。

ワシントン州魚類野生動物局の水鳥部門マネジャーのカイル・スプラゲンズ氏は、「皆さんのご協力のおかげで、北米最大の水鳥であるハクチョウを保護し、リハビリテーションを提供できる施設に鳥を届けることができ、他の野生動物がハクチョウを食べて二次的な鉛中毒になる確率を減らすことができます」と、ニュースリリースで述べています。

このプロセスによって、Whatcom Humane Society がリハビリすることができたハクチョウは昨年だけで11羽にのぼり、そのうちの1羽は放鳥から102日後にアラスカ州フェアバンクス付近で再び目撃されました。

同局によると、ハクチョウは寿命の長い水鳥で、中には20歳以上になる個体も。一年間で5~15%は自然死しますが、ワシントン州西部で越冬するハクチョウの約2%は送電線に衝突したり、鉛の銃弾や釣りの重りを飲み込んだことが原因で死亡するそうです。

ハクチョウの狩猟は禁止されており、ワシントン州では1991年から水鳥の狩猟に鉛の銃弾(lead shot)を使用することが禁止されていますが、浅瀬や野原などで餌を食べる際に鉛入りの物質を食べてしまう可能性があります。

同局は、ハクチョウについてさらに情報を提供するため、公式ブログを開設しています。

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