CNBC Make It が、「大学卒業までにかかる費用に対する卒業後の収入」という費用対効果で大学をランク付けした 『The top 50 US colleges that pay off the most』 を発表。ワシントン州からは、ワシントン大学シアトル校とワシントン大学ボセル校が公立大学部門の1位と2位に選ばれました。
このランキングでは、スカラシップやグラントを除いた典型的なアメリカの大学生に必要とされる学費・手数料・書籍・サプライを含む支出総額を割り出すにあたり、教育専門の非営利団体 The Hechinger Report による Tuition Tracker のデータが使われています。次に、PayScale’s College Salary Report のデータを使用し、卒業後の勤務経験が5年未満と10年以上の2つのグループの収入の中央値にもとづいて期待される年収の金額を算出し、大学にかかる費用を割った結果で、大学をランク付けしています。
なお、このランキングは、大学の学費と学生ローンによって最も影響を受ける卒業直後の収入の比重を高くしてあります。教育省が算出した年収48,001ドルから75,000ドルの家庭の大学生を対象にしているのは、アメリカの世帯収入の中央値61,372ドルが含まれるため。このランキングには学費が無料の大学は含まれていません。
私立大学と公立大学の上位10位は次のとおりです。
私立大学
1. スタンフォード大学
2. プリンストン大学
3. シカゴ大学
4. カリフォルニア工科大学
5. ハーバード大学
6. イェール大学
7. コロンビア大学
8. マサチューセッツ工科大学
9. ポモナ・カレッジ
10. デューク大学
公立大学
1. ワシントン大学シアトル校
2. ワシントン大学ボセル校
3. マサチューセッツ海事大学
4. ミシガン大学アナーバー校
5. ジョージア工科大学
6. パデュー大学 ウエストラファイエット
7. ウィリアム・アンド・メアリー大学
8. ミシガン工科大学
9. カリフォルニア大学ロサンゼルス校
10. ニューヨーク市立大学バルーク校
労働統計局によると、アメリカの学士号保持者の1週間あたりの収入の中央値は1,173ドルと、高校卒業者の712ドルを461ドル上回っています。