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トランプ大統領、国家非常事態を宣言 新型コロナウイルス感染拡大を受けて

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トランプ大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、国家非常事態を宣言しました。これにより、連邦緊急事態管理局(Federal Emergency Management Agency)の災害救援基金から最大500億ドル(約5兆4000億円)を活用し、感染拡大抑止・治療の支援を強化する計画です。

ホワイトハウスのローズガーデンで行った記者会見発表でトランプ大統領は、企業の駐車場を使ったドライブスルー形式の罹患検査所の設置や、学生ローンの利子の無期限での停止、戦略石油備蓄を増やすための原油購入を発表しました。

また、13日午後11時59分をもって EU 26カ国からの外国人の入国を30日間停止する措置が発動されますが、記者からの「イギリスで感染者が増加しているが、今後イギリスからの渡航を禁止する可能性はあるか」という質問に対し、検討していると回答しました。

検査が必要な場合について、最近接触した人物が新型コロナウイルスに感染していたことがわかったにも関わらず自主隔離せず検査も受けていないことについて記者に問われると、トランプ大統領は「症状がないからだ」と回答。その後、記者にさらに質問を受け、「検査を受けないとは言っていない」と述べ、"most likely"(十中八九)と付け加え、明確な検査予定を示しませんでした。

なお、この記者会見でグーグルと協力して新型コロナウイルスのスクリーニング専用サイトを開発中であり、これには同社の1,700人のエンジニアが携わっていると発表されましたが、その数時間後、Google は公式ツイッターで、親会社 Alphabet の医療部門 Verily が「Covit-19のテストのために優先されるべき個人を支援するツールを開発している」とツイート。Verily の広報責任者キャロリン・ワン氏は The Verge に対し、開発中のウェブサイトはそもそも一般向けではなく、医療従事者のために開発していたもので、今日発表されたことで誰でもアクセスできるようになるものの、ベイエリアで試験運用される検査所に案内されるのみで、やがてはカリフォルニア州外にも拡大したいとコメントしています。



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