27日午後6時過ぎ(太平洋時間)、トランプ大統領が約9000億ドルの新型コロナウイルス追加経済対策法に署名したと、主要メディアが一斉に報じました。
この法案は、20日に米国議会指導部が合意に達し、21日に下院・上院で可決されましたが、トランプ大統領は修正案を最終段階で提出した上、署名を拒否していました。
この対策には、失業手当の延長と上乗せ、中小企業援助、個人への現金給付、ワクチン分配資金、借家人・学校・食糧支援が必要な人への支援などのほか、政府機関の閉鎖を回避するための1兆4000億ドルが含まれています。
しかし、CNN は、トランプ大統領が26日に法案に署名しなかったことから、パンデミック失業支援プログラム(Pandemic Unemployment Assistance:PUA)と失業手当追加措置(Pandemic Emergency Unemployment Compensation programs)の給付を受けている人は、今年最後の週の支払いを受けられない可能性が高いと報じています。また、連邦政府が週300ドルを上乗せしても、ほとんどの人は10週間しか給付を受けられない可能性があり、その理由として、州はプログラムが認可される前に始まる数週間は給付金を支給することができませんが、法律は追加の支払いを3月14日に終了するよう求めているため。
AP 通信によると、民主党はジョー・バイデン次期大統領が就任すればさらに多くの支援を行うことを約束していますが、共和党は静観の姿勢を示しています。
失業手当に関する詳細は、ワシントン州雇用安定局の公式サイトで確認できます。