トランプ大統領は22日、アメリカへの新たな移民を60日間にわたり一時的に停止・規制する大統領令に署名しました。
アメリカへの合法的な移民が全面的に禁止されるわけではありませんが、4月22日時点で (1)米国外に滞在している外国人、(2)有効な査証(ビザ)を取得していない外国人、(3)この宣言の発効日に有効であるか、またはその後のいずれかの日に発給され、入国または入国を求めることを許可する査証以外の公式の渡航書類を所有していない外国人、などは入国の一時的な停止や制限の対象となるとのことです。
なお、米国の合法的な永住権保持者、米国市民の配偶者である外国人、21歳未満で、米国市民の子である外国人、医師・看護師または他の医療専門家として移民ビザで米国に入国しようとする外国人、米軍の軍人とその配偶者と子ども、投資家ビザ取得者などは対象外となっています。
トランプ大統領は22日にホワイトハウスで行った記者会見で、アメリカの雇用を守ることを理由に挙げ、「この大統領令は、経済活動を再開した時、経歴のさまざまなアメリカ人の失業者がまず先に再就職することを保証する」と述べました。「重要なのは、米国の患者のために医療資源を保護することだ。我々は我々の患者の世話をしなければならない。偉大なアメリカ人労働者の世話をしなければならない。それが我々のしていることだ。」