US News が、毎年恒例の「2022-2023年の米国で住みやすい都市ランキング」を発表しました。
このランキングは、全米で最も人口の多い150の都市圏を、米国国勢調査局、FBI、米国労働省、U.S. News 独自の内部資料などのデータに基づき、次の5つの指標と比重で評価したものです。
雇用市場(job market)20%
物価(affordability)25%
生活の質(quality of life)32.5%
望ましさ(desirability)17.5%
人口の出入(net migration)5%
各指標の比重は、2022年3月に実施された公開調査の回答に従っています。
今回の1位は、米国南東部にあるアラバマ州ハンツビル。ハンツビルは生活費が安く、収入が比較的高いこと、NASAのマーシャル宇宙飛行センターがあり、防衛、航空宇宙工学、その他のSTEM分野の仕事に従事する人が流入していることがポイントとなりました。
上位10位は次のとおりです。
- Huntsville, Alabama
- Colorado Springs, Colorado
- Green Bay, Wisconsin
- Boulder, Colorado
- San Jose, California
- Raleigh and Durham, North Carolina
- Fayetteville, Arkansas
- Portland, Maine
- Sarasota, Florida
- San Francisco
ワシントン州ではシアトルとスポケーンが上位100位以内に入りましたが、シアトルは昨年の19位から36位、スポケーンは昨年の78位から98位に、それぞれ大きく後退しています。
シアトルの総合スコアは、10点満点で7.1点から6.4点に。最も低下したのは「望ましさ」のカテゴリでした。
雇用市場 7.2(昨年は7.9)
物価: 5.4(昨年は5.8)
生活の質: 6.6(昨年6.5)
望ましさ:6.7(昨年は8.6)
人口の出入: 5.6(昨年7.4)
U.S.Newsはニュースリリースで、「今年のランキング上位の顔ぶれの多くは、好みが変化した結果だ」と述べています。「今日、引っ越しする人々は、リモートワークの選択肢がより標準的になったことから、雇用市場が後回しになり、手頃な価格と生活の質に重点を置いている」。