教育関係のランキングで有名なU.S. News & World Report が、2022年の公立高校ランキングを発表しました。
全米1位と2位は、昨年と変わらず、バージニア州の Thomas Jefferson High School for Science and Technology が1位、サウスカロライナ州の Academic Magnet High School が2位を維持しています。
全米のトップ10 公立高校
- Thomas Jefferson High School for Science and Technology(バージニア州)
- Academic Magnet High School(サウスカロライナ州)
- Signature School(インディアナ州)
- School for Advanced Studies(フロリダ州)
- Payton College Preparatory High School(イリノイ州)
- The Davidson Academy of Nevada(ネバダ州)
- Central Magnet School(テネシー州)
- The School for the Talented and Gifted(テキサス州)
- Gwinnett School of Mathematics, Science and Technology(ジョージア州)
- Julia R. Masterman Secondary School(ペンシルバニア州)
ワシントン州のトップ10 公立高校
- Tesla STEM High School(レドモンド市) 全米12位
- International School(ベルビュー市) 全米59位
- Raisbeck Aviation High School(タクウィラ市) 全米213位
- Newport Senior High School(ベルビュー市) 全米221位
- Bellevue High School(ベルビュー市) 全米291位
- Mercer Island High School(マーサー・アイランド市) 全米368位
- Interlake Senior High School(ベルビュー市) 全米457位
- General William H. Harrison Preparatory School(レイクウッド市) 全米586位
- Bainbridge High School(ベインブリッジ市) 全米646位
- Vancouver School of Arts and Academics(バンクーバー市) 全米751位
評価の基準
このランキングはノースカロライナ州に拠点を置く非営利の社会科学調査会社 RTI International 社と協力して作成されたもので、全米50州とワシントンD.C.の公立高校約2万4000校のうち、約1万8000校が、次の6つの指標で評価されています。
- 大学進学の準備レベル
- 卒業に必要な州で義務付けられている試験の成績の集計にもとづく習熟度
- 黒人・ヒスパニック・低所得家庭の生徒の割合を考慮し、州の評価で期待を上回る成績を収めたかどうか
- 州で義務付けられている試験の成績:黒人・ヒスパニック・低所得家庭の生徒の成績を、その他の生徒の生徒と比較
- 大学カリキュラムの幅広さ:複数の内容・分野のAPおよび/またはIB試験を受け、適格なスコアを獲得した12年生の割合
- 2016-2017年度に9年生になった生徒のうち、4年後に卒業した生徒の割合
このランキングでは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより2020年春の州の試験が中止され、2019-2020年度の評価データが入手できなかったことを考慮しています。
数学と読解の試験結果は、過去3年分のデータが採用されています。また、ほとんどの州の科学における評価データが、今回初めて評価の対象となりました。連邦法では、生徒は9年生から12年生の間に一度、科学の試験を受けることになっています。今回は、2018-2019年の評価データが使用されています。APとIBの評価データは、2019-20年のスコアが使用されました。これらのテストのほとんどが2020年春にオンラインに移行されました。
U.S. News は、これら6つの標準化された加重スコアを用いて、各学校に0~100の総合パーセンタイルスコアをつけています。25パーセンタイル以下のスコアは、数値の順位ではなく、ランキングの幅で表示されます。上位にランクされた学校の生徒は、州のテストで期待を上回る成績を収め、高い確率で卒業し、さまざまな大学レベルの試験に参加し、高い成績を収めています。