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国務省、全世界への渡航中止勧告を解除 国・地域別の渡航勧告に切り替え

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アメリカの国務省は6日、全世界への不要不急の渡航の中止を求める勧告を解除し、従来の国・地域の状況に応じたレベル1~4の渡航警戒レベルで情報を提供するシステムに戻りました。

同省の発表によると、疾病管理予防センター(CDC)と緊密に連携した判断とのこと。なお、「パンデミックは予測不可能なため、米国市民が国外旅行をする際には注意を払うことを引き続き推奨する」としています。

今回の更新によって、カナダや日本、イタリアやオーストラリアなどはレベル3(渡航を再検討)に、ニュージーランドやフィージー、香港などはレベル2に引き下げられました。中国やメキシコなどは引き続きレベル4(渡航禁止)となっています。レベル1(通常の予防措置を実践)に引き下げられたのは、台湾とマカオのみです。

アメリカの渡航警戒レベルは次の通り4段階になっています。

レベル4: Do Not Travel(渡航禁止)
レベル3: Reconsider Travel(渡航を再検討)
レベル2: Exercise Increased Caution(予防措置の強化)
レベル1: Practice Usual Precautions(通常の予防措置を実践)

国務省は3月19日から国外への渡航に対する勧告を最上級の「渡航禁止(Do Not Travel)」に引き上げ、国外にいるアメリカ市民に対しては 無期限に外国に滞在する用意がない限り、民間航空便での米国への即時帰国を手配するよう求めているほか、国外に居住するアメリカ市民に対し、「すべての国外旅行を避けるように」と警告していました。



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