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米国、カナダとメキシコからの入国制限緩和へ ワクチン接種完了者のみ

国土安全保障省のアレハンドロ・マヨルカス長官は12日、CDC(疾病管理予防センター)およびその他の公衆衛生専門家からの指導に従い、新型コロナウイルスのワクチン接種を完了したメキシコとカナダからの旅行者が不要不急の目的で陸路および海路で入国することを許可するとの声明を出しました

声明によると、入国制限の緩和は今後数ヶ月の間に2段階で行われます。

『Welcome to the United States of America』
ワシントン州とカナダの国境
ピース・アーチ検問所の脇にある看板

マヨルカス長官は、「国境を越えた旅行は、国境沿いのコミュニティに多くの経済活動をもたらし、経済全体に利益をもたらす。安全で持続可能な方法で平常通りの旅行を再開するための措置をとれることを嬉しく思う」と述べています。

2021年11月:
米国税関・国境警備局(CBP)が、メキシコまたはカナダからのワクチン接種済みの旅行者に対し、観光などの不要不急の理由で陸路および海路で米国に入国することを許可します。この際、旅行者はワクチン接種を完了したことを証明するための書類の提示が必要です。ワクチン接種を完了していない人は、不要不急の目的で陸路および海路で米国に渡航することはできません。開始日は未発表。

2022年1月:
国土安全保障省は、入国の目的に関わらず、メキシコまたはカナダから陸路または海路で米国に入国・通過するすべての外国人旅行者に対し、ワクチン接種を完了したことを証明するための書類の提示を義務化します。これにより、医療従事者や長距離トラック運転手など必要不可欠な渡航者が陸路で米国に入国する場合は、2022年1月にはワクチン接種を完了しておくことが条件になります。開始日は未発表。

CDC は、先週、米国への入国を希望する人は、食品医薬品局(FDA)と世界保健機関(WHO)が緊急使用を認めたワクチンを接種している必要があると発表しました。米国では現在、ファイザー/ビオンテック、モデルナ、ジョンソン・エンド・ジョンソンが認められています。WHO は、これらに加え、アストラゼネカ/オックスフォード、シノファーム、シノバクのワクチンを認めています。

これは11月から実施される空路での入国に対する制限に合わせるものです。

米国は2020年3月からカナダとメキシコからの不要不急の目的での入国を制限してきました。

ワシントン州のインスリー知事は、入国制限の緩和がついに実現することを歓迎し、陸路での入国者にワクチン接種を義務付けるバイデン政権の判断に感謝すると声明を発表しました。また、同時に、国境周辺のコミュニティはパンデミックの影響による経済的打撃からの回復が遅れていること、カナダは世界で比較してもワクチン接種率が高く、空路での米国入国は許可されていることから、この入国制限の緩和をもっと早く実現するべきだったと指摘しています。

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