フランスのリヨンで7日に行われた女子ワールドカップ決勝戦で、アメリカがオランダを2-0で破り、初の連覇を達成しました。アメリカの女子ワールドカップでの優勝は史上最多の4度目。
W ⭐️ O ⭐️ R ⭐️L ⭐️ D
C H A M P I O N S
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アメリカは今大会全試合で開始12分以内に得点してきましたが、決勝戦では両チーム無得点のまま後半に突入。しかし、61分にアメリカに PK が与えられ、シアトル・レイン FC 所属で米国チームのキャプテン、ミーガン・ラピノーが冷静に決め、先制点を奪いました。
その後、アメリカは69分にローズ・ラベルの左足での見事なシュートで追加点を上げ、そのまま落ち着いたプレーで試合を進め、2大会連続4度目の優勝を達成しました。
アメリカは1991年中国大会、1999年アメリカ大会、2015年カナダ大会でも優勝しており、今回で史上最多の4度目の優勝。2大会連続優勝は、2007年中国大会でドイツが達成して以来。また、合計得点26点は女子ワールドカップ最多。ヘッドコーチのジル・エリスは女子ワールドカップでチームを2度の優勝に導いた初の監督で、2大会連続で優勝した監督としては男女あわせても2人目というすばらしい結果となりました。
この試合で PK を決めて大会6点をあげたラピノーは今大会でゴールデンブート賞(Golden Boot Award)、大会 MVP(ゴールデンボール賞:Golden Ball Award)を受賞しました。女子ワールドカップ決勝で得点をあげた最年長の女性でもあり、また、3大会でスタメン入りした女性としては、ドイツのビルギット・プリンツ(1995、2003、2007)に次いで2人目(2011、2015、2019)です。米国チームのアレックス・モーガンはシルバーブート賞、ローズ・ラベルはブロンズ・ボール賞を受賞しています。