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地震早期警報システム『ShakeAlert』 今春にワシントン州とオレゴン州にも拡大

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アメリカ地質調査所(United States Geological Survey: USGS)は16日、地震早期警報システム 『ShakeAlert』(シェイクアラート)により、オレゴン州で3月、ワシントン州で5月に、地震警報をスマートフォンなどのワイヤレス機器に直接送信できるようになると発表しました。

このシステムはカリフォルニア州で2019年10月17日から使用されているもので、オレゴン州で3月11日に、ワシントン州で5月に実装されれば、西海岸全体に拡大されることになります。

USGS は、「地震の発生する場所や日時を予測することはできないが、このシステムは地動センサーのネットワークと高度なコンピュータアルゴリズムを使用し、地震発生から数秒後に地震を検知し、その位置とマグニチュードを計算し、その結果生じる揺れの強さを推定することができる。その後、被害をもたらす揺れが到達する地域の人やシステムにアラートを送信し、適切な保護措置を取るよう警告する」と説明しています。

地震が発生した場合、ユーザーの地震からの距離に応じて、強い揺れが発生する前、発生中、または発生後に警告が送信されます。警告が送信されることにより、脱線を防ぐために列車を停車したり、インフラを保護するため水道のバルブを閉めたりといった対応が可能になるほか、危険な場所から離れ、身を守る行動をとる時間を与えることで、人命を救い、ケガを減らすことも可能になります。



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