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新型コロナウイルス接触通知ツール『WA Notify』 150万人を超えるワシントン州民が有効化

​ワシントン州政府が先月30日に発表した新型コロナウイルスの接触通知ツール『WA Notify』を、12月23日時点で150万人のワシントン州民が有効化していることが、ワシントン州保健局の発表でわかりました。

州の成人人口と比較すると、接触通知ツールを利用している全米の州の上位5位に入ります。

この『WA Notify』をスマートフォンに追加しておくと、自分が過去2週間の間にまとまった時間を過ごした他の『WA Notify』ユーザが新型コロナウイルス検査で陽性が確認された場合、「新型コロナウイルスに感染した可能性がある」という通知が自動的に送られてくるようになります。

『​WA Notify』 は、グーグルとアップルが共同開発したプライバシー保護技術が採用し、ユーザが接触した相手に関する情報を追跡またはトレースせず、個人情報の収集や交換をしないため、新型コロナウイルス検査で陽性と判定された人が誰と接触していたかを特定する「接触追跡」(contact tracing)とは異なります。

基本的な流れは次のとおりです。

  1. 『​WA Notify』 をスマートフォンに追加する
  2. 『​WA Notify』 を追加した人の近くにいて、双方が Bluetooth を使っている場合、スマートフォン同士が完全に匿名で無作為のコード(random code)を交換する
  3. 自分が過去2週間の間にまとまった時間を過ごした他の『WA Notify』ユーザが新型コロナウイルス検査で陽性が確認される
  4. その人が公衆衛生局から連絡を受けて与えられた確認コード(verification code)を『WA Notify』に入力する
  5. 4により、その人が過去14日間にまとまった時間の接触のあった他の『WA Notify』ユーザに「新型コロナウイルスに感染した可能性がある」という通知が自動的に送られる
  6. 通知を受けた人が、感染拡大を防止するための適切な対策を取る

また、アップルの iPhone 6、6 Plus、または5s でも OS を12.5にアップデートすれば、この 『WA Notify』 を使えるようになりました。

ワシントン州の 『WA Notify』 は29言語で提供されています。日本語での説明はワシントン州の公式サイトでも確認できます。

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