ワシントン州保健局は14日、ワクチン接種率70%の目標が達成されたと発表しました。
70% Goal Met
Our state reached its goal July 14, 2021. 🙌 More than 70% of Washingtonians 16+ have initiated vaccination. Thank you to the more than 4.2 million people who helped us achieve this milestone! pic.twitter.com/RCe0qag1oT— WA Dept. of Health (@WADeptHealth) July 16, 2021
昨年12月14日にワクチンの第1便がワシントン州に到着し、翌15日にワクチン接種が開始されてから約7カ月。同局によると、7月12日の時点で16歳以上の住民の70%が新型コロナウイルス感染症ワクチンを少なくとも1回接種したことが確認されました。780万人の州民のうち420万人以上が少なくとも1回の接種を受けたことになります。
詳細は COVID-19 Data Dashboard で確認できます。これには、ワシントン州予防接種情報システムによる接種率と、国防総省および退役軍人局による集計データが含まれています。
ワシントン州保健局はこれを一つの大きな節目と受け止めつつ、特に予防接種率の低い地域や集団の予防接種率の向上に引き続き注力していくとのことです。
また、2回接種が必要なワクチンの場合、2回目の接種を忘れないことも必要です。「1回の接種でもある程度の予防効果はありますが、すべての接種を完了することで、ワクチンの有効性は90%以上になります。新型コロナウイルス感染症ワクチンは、デルタ変異株を含む変異株に対する予防効果があることが研究で示されています。また、ワクチンを広く接種することで、死亡や入院を防ぎ、地域社会を守ることができれば、それに越したことはない」。
初回接種の際、医療機関が2回目の接種を受ける日程を決定してくれます。
・ファイザーの2回目の接種: 1回目の接種から3週間の間隔で受けること。
・モデルナの2回目の接種: 1回目の接種から4週間の間隔で受けること。
この間隔からずれたとしても、2回目の投与を受ける必要があります。CDC(疾病予防管理センター)は、2回目の投与は1回目の投与から6週間後まで可能であり、それ以内であれば1回目から再開する必要はないとしています。
また、FDA(食品医薬品局)とCDCによると、予防接種を完了した人は、現時点ではブースターショット(booster shot)の心配をする必要はないとされています。ブースターショットとは、低下した免疫効果を再び引き上げる接種のこと。ワシントン州保健局は、ブースターショットが必要であることが科学的に明らかになった場合には詳細を発表するとのことです。
ワシントン州で最多の人口約230万人を抱えるキング郡は6月15日にワクチン接種率70%を達成しました。ワシントン州は6月30日にほぼすべての規制を解除し、経済活動を全面再開しています。