極端な暴風、西海岸の山火事、9月初旬に始まった収穫にもとづくより正確な報告により、今年のワシントン州でのリンゴの収穫量は8月当初に予想されていた1億3400万箱(1箱あたり40ポンド)を下回ると見られています。
ワシントン州アップル・コミッションによると、レーバー・デーの週末に発生した強風でリンゴが木から落ちたりする被害があったほか、この風の影響を受けて広がった山火事の煙による大気汚染で、一部の地域で操業を停止せざるを得なくなり、収穫が数日遅れています。
こうした悪天候の結果、収穫量は当初の予想を5~10%下回ることが予測されています。
ワシントン州はアメリカで生産されるリンゴの65%を生産する、アメリカ最大のリンゴの産地。収穫したリンゴの3分の1は世界の60以上の市場に輸出され、アメリカのリンゴの輸出量全体の95%を占めているそう。
通常、ワシントン州のリンゴの収穫は通常8月中旬に始まり、11月まで続きます。最初はガラ、次にハニークリスプが収穫され、10月にはレッド・デリシャス、フジ、コスミック・クリスプ(Cosmic Crisp®)、最後の11月にグラニースミス、クリップス・ピンクを収穫して終了します。