米国議会が先月、たばこ製品の購入年齢を21歳に引き上げると決定したことを受け、US Food and Drug Administration（アメリカ食品医薬品局：FDA）が全米でたばこ製品の購入年齢を21歳に引き上げました。
たばこ製品の購入年齢を21歳に引き上げる州が増え、ワシントン州も2020年1月1日付けで21歳に引き上げましたが、FDA の決定により、どの州でも従来のたばこや電子たばこ、vape（ベイプ）を含むたばこ製品を21歳未満の人に販売した場合は処罰されます。
アメリカでは未成年者の vaping と vape が関連していると見られる肺疾患患者が増加していることが大きな社会問題となっています。CDC（疾病管理予防センター）によると、12月27日時点で vaping のさまざまな機器や製品が原因と見られる死者55人（27州とワシントン DC）を含む2,561人の肺疾患患者が全50州で確認されています。
vaping が関連する肺疾患は EVALI（e-cigarette or vaping product use-associated lung injury）という名称がつけられました。CDC は、最近の証拠により、ビタミン E 酢酸（vitamin E acetate）が EVALI の原因の可能性のある物質と指摘されていると報告していますが、他の多くの物質および製品が調査の対象となっており、複数の原因があることが考えられます。
