車両保険比較ウェブサイトの Insurify が、160万台の車両保険申請データをもとに、電気自動車とハイブリッド車が占める割合を州別にランキング。ワシントン州は全米3位となりました。
1位となったのは、電気自動車の中でも最大のシェアを占める Tesla が本社を置いているカリフォルニア州。1ガロンあたりのガソリン価格が3.74ドルと全米で最も高いことも電気自動車・ハイブリッド車が多い理由の一つとされます。その一方で、ガソリン車のドライバーの走行距離は1日平均40マイルと、全米で2番目となっています。
ワシントン州の自動車に電気自動車・ハイブリッド車が占める割合は4.09%。ガソリン価格が全米3位と高いことも、電気自動車・ハイブリッド車を購入する理由の一つとされます。ワシントン州議会は電気自動車を購入する場合の税控除を新たに6年間導入することを決定したことから、今後さらに台数が増えることが期待されます。この法律は8月1日に施行されます。https://www.cnet.com/roadshow/news/washington-state-ev-tax-credit-reinstated/
上位10位は下記のとおり。
1位 カリフォルニア州 5.97%
2位 マサチューセッツ州 4.46%
3位 ワシントン州 4.09%
4位 ハワイ州 3.86%
5位 ニューハンプシャー州 3.35%
6位 メリーランド州 3.18%
7位 ニューヨーク州 3.08%
8位 ニュージャージー州 3.00%
9位 オレゴン州 2.82%
10位 イリノイ州 2.73%
アメリカ全体で電気自動車・ハイブリッド車が占める割合は2.28%。上位10州のうちイリノイ州のみが中西部で、3州は西海岸、5州は東海岸となっています。AAAが発表した6月25日のガソリン価格の全米平均は2.67ドルで、上位10州のうち8州のガソリン価格平均はこれを上回っていることから、電気自動車・ハイブリッド車の利用が高くなっていることに影響している可能性があるとされるほか、これらの州では生活費も年収も高いことから、通常の車よりも値段が高い電気自動車を購入することができるようになっている可能性もあります。
また、人口が多い都市も電気自動車・ハイブリッド車の割合が高いようです。人口比で上位3位の大都市は今回のランキングの上位10位に入っており、また、全米の人口ランキングで上位20位の都市のうち7都市は電気自動車・ハイブリッド車の割合が高くなっています。