ワシントン州は5日、4段階で経済活動を再開する「セーフスタート(Safe Start)」計画のフェーズ1を開始しました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響を最小限に抑えながら、事業閉鎖や物理的距離における変更を行っていくことになりますが、自宅待機命令は5月31日まで延長されており、社会的距離の維持などの対策が前提となっていることには変わりありません。
経済活動再開のフェーズ1で許可された主な事柄
- ドライブイン式の礼拝(一世帯につき車一台に制限)
- 自動車・RV・Boat・ORV の販売
- 小売業の店外での商品の受け渡し
- ランドスケーピング
- 必要不可欠の移動(旅行)、この経済活動再開の第1段階に関わる不要不急の移動(旅行)
- 釣りやゴルフ、州立公園の利用(日帰りのみ)
What to know about face masks and how to wear them safely and effectively. 😷 #COVID19 @KCPubHealth @WADeptHealth pic.twitter.com/BQADKO5Et6
— UW Medicine (@UWMedicine) May 5, 2020
シアトルの UW Medicine は、「公共の場で社会的距離を維持することができない場合はマスクやフェイスカバーリングを常に着用すること」と呼びかけています。
また、出かける時は下記のことに気をつけましょう。
- 同居している人以外とは、自宅でも公共の場でも集まらない
- 出かける前に、利用可能な州立公園を確認する
- 社会的距離を維持する(最低6フィート/約1.8m)
- 州立公園やトレイルなどが混雑して社会的距離を維持できない場合は別の公園やトレイルに移動するか帰宅するなどフレキシブルに対応する
- 手をこまめに洗うなどの衛生対策を徹底する
- 公共の場で社会的距離を維持することができない場合はマスクやフェイスカバーリングをする
経済活動再開のそれぞれの段階は少なくとも3週間がかかるとされていますが、経済活動再開のフェーズ1を開始した結果、COVID-19関連での感染率と入院患者が増えれば、フェーズ1の内容が縮小されたり、フェーズ2に移行するまでにさらに長い時間がかかることになります。
ワシントン州保健局が発表した4日集計の新型コロナウイルス感染者は昨日から132人増えて15,594人、死者は昨日から21人増えて862人となっています。州内39郡で最も死者が多いのはキング郡、次いでスノホミッシュ郡。ピアス郡とヤキマ郡は5月5日時点でそれぞれ52人が死亡しています。死者は男性が女性を上回っています。