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ワシントン州の自宅待機命令、5月31日に終了 社会的距離の維持などは継続

ワシントン州のインスリー知事は29日に行った会見で、3月23日から出されていた自宅待機命令『Stay Home, Stay Healthy』を現在の期限である5月31日に終了すると発表しました。各郡はワシントン州が決定した4つのフェーズでの経済活動再開計画『Safe Start』に従い、社会的距離の維持などを継続する必要があります。

インスリー知事は、「このウイルスと闘うために努力を怠らなければ、我々には新たな効果的な方法があるという大前提に基づいている」と述べました。

「こうした新たな効果的な方法があるからこそ、州内でより多くのビジネスや企業を再開し始めることができる」

経済活動再開『Safe Start』は、4つのフェーズで構成されており、該当するフェーズは郡ごとに状況にあわせて決定されます。

フェーズ1からフェーズ2に移行するために郡が満たす必要がある新たな基準:

6月1日から可能な事柄:

6月8日からのビジネス・職場での基準::

フェーズ2に移行する条件で大きな課題となっていた「過去14日間の新規患者数」がこれまでの10万人あたり10人未満から10万人あたり25人未満に変更されたことから、他の条件は満たしながらフェーズ1に留まっている郡もフェーズ2に移行できる可能性が高まっています。

しかし、シアトル大都市圏ではスノホミッシュ郡とピアス郡は、フェーズ2への移行準備を進めると発表していますが、キング郡は5月15日から5月27日までの14日間で560人の新規感染者が確認され、まだ10万人あたり約26人であることから、まだフェーズ2への移行の目途が立たない状況です。

しかし、州政府は、全体として基準を満たすことができない郡が特定の事業の再開を希望する場合は、「フェーズ1.5」として、再開について保健局と協議することができるとしています。

現在、州内39郡のうち26郡はフェーズ2、残る13郡はフェーズ1となっています。



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