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ワシントン州、9万5000人近くの失業者に550ドル給付へ

米国議会が可決した新型コロナウイルス追加経済対策法への署名をトランプ大統領が拒否していることを受け、ワシントン州政府は27日、連邦政府のパンデミック失業支援(Pandemic Unemployment Assistance:PUA)の給付を受けていた州民9万5000人近くに一回のみ550ドルを給付すると発表しました。

インスリー知事は声明で、この一度限りの給付は、11月21日に終了した週で給付を受けていた人全員に対し、ワシントン州雇用安定局(Employment Security Department)によって今週中に支給される予定と述べています。

「私たちは、連邦政府が最終的に対応をするまで、一部のワシントン州民に一時的な援助を提供する。大統領が期限に間に合わせず、苦難に直面している労働者とその家族のための失業手当を失効させたことは、非常に残念なことだ。新型コロナウイルス追加経済対策法は、大統領自身の政権によって交渉が行われ、共和党と民主党の両方から支持され、上下両院で圧倒的多数で可決された。最終段階での大統領の要求は個別に対応することができ、またそうすべきだが、その代わりに、大統領は新型コロナウイルス追加経済対策法全体を人質に取ることを選んだ」と述べています。

「ワシントン州では、失業手当が失効する可能性に備え、それを見越して、PUA の給付を受けている人たちのために一度限りののプランを策定した。私たちは州でのバックアップ計画を立てたので、大統領の決定に影響を受けた人々の一部を助けるために今日行動を起こすことができる」

「これで、大統領が何もしなかったために生じたすべての問題が解決されるわけではない。私たちはできる限りのことをしているが、支援策に含まれるすべての失業手当を代替する能力はない。しかし、PUA の給付を受けているワシントン州の一部の人々が最も必要としている時に直ちに援助を失うことを防ぐことになる」

PUA の給付金の失効を防ぐには、トランプ大統領は26日中に署名する必要がありました。今後、トランプ大統領が新型コロナウイルス対策案に署名すれば、PUA の給付は来年3月14日まで延長されます。

詳細はワシントン州知事室の公式サイトワシントン州雇用安定局の公式サイトで確認できます。



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