シアトル交通局は15日、先月23日に亀裂が見つかり通行止めとなっているウエスト・シアトル・ブリッジは、調査の結果、少なくとも2022年まで通行を再開できないとの見通しを発表しました。
シアトル・タイムズによると、シアトル市は2月、エンジニアリング・コンサルタントからウエスト・シアトル・ブリッジの中央アーチに見つかった亀裂を考慮し、交通量を制限して圧力を緩和するよう提案を受けていました。その後、この話の調査担当者が亀裂の広がり方を確認し、橋の閉鎖をシアトル交通局ディレクターに求めました。シアトル市のダーカン長は同日午後7時に橋を通行止めにし、調査を続けてきました。
シアトル交通局とダーカン市長は15日に行った記者会見で、橋を保存する対策として、ひび割れたコンクリートの主要スパンを最初に補強し、その後修理するという、長期にわたる作業が必要とされ、「橋の修理が技術的に可能なのか、財政的に可能なのか、現時点ではわからない」と発表。ウエスト・シアトル・ブリッジが完成したのは1984年。2059年まで75年間の利用が想定されていましたが、もし修理が可能でも、それよりかなり早く架け替えが必要となることが予想されています。
何らかの形で交通が再開されるまではう回路や別の方法でアクセスする必要があり、毎日10万人のドライバーと2万5000人の公共交通機関利用者が影響を受けることになります。
調査報告はシアトル交通局の公式サイトで公開されています。