シアトル交通局は9日、ウエスト・シアトルとダウンタウンを結ぶウエスト・シアトル・ブリッジを今年9月12日の週に再開すると発表しました。
Today we’ve announced the West Seattle Bridge is expected to reopen this September. We’re working hard to wrap up the final bridge repairs, and we’re very close, Seattle. See details in our blog: https://t.co/P15JrFciz4
— seattledot (@seattledot) June 9, 2022
ウエスト・シアトル・ブリッジは、エリオット湾の西側のウエスト・シアトルと、高速道路の Interestate 5、州道99号線、スポケーン・ストリート高架橋を結ぶ橋。1984年に完成し、1日に10万台以上の車両が通行するようになっていましたが、2020年に定期検査で亀裂が見つかり、その亀裂が1ヶ月で2フィート(約61cm)に拡大したため、2020年3月23日に通行止めとなりました。
翌年の2021年にはコンクリート製造業者のストライキがあり、その影響は現在も続いています。当初は年明けにコンクリート打設の開始が予定されていましたが、最終的に橋の強化に不可欠な構造用コンクリートの打設は4月中旬まで延期されました。同局によると、9日に発表された計画のずれは、このコンクリートの入荷を待った期間とほぼ同じ。
構造用コンクリートの打設は5月26日に完了しましたが、コンクリートが完全に硬化し、必要な強度になるまでには28日間を要するとのこと。現在、作業員はダクトを設置し、コンクリートブロックにスチールケーブルを通す作業を行っていますが、橋の強化と今後の亀裂の発生を防ぐためにこれらのケーブルを締めるには、コンクリートが硬化するのを待つ必要があります。
シアトル交通局のプログラム・マネジャー、ヘザー・マークス氏はニュースリリースで、「ウェスト・シアトル・ブリッジは、9月12日の週には通行可能になる見込みです。私たちは常に、利用者の安全に焦点を当ててきたので、今日は安堵しています。このアップデートを待つのは大変でしたが、具体的な作業を通じて、スケジュール的にどの位置にいるのかを正確に理解する必要がありました。シアトルの皆さん、辛抱強く待ってくださったことに感謝します」と述べています。