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ワシントン州知事、山火事の被害拡大で州全域に非常事態を宣言

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ワシントン州東部で発生した山火事による被害の拡大を受け、ワシントン州のインスリー知事は19日、州全域に非常事態を宣言しました

インスリー知事はこの非常事態宣言で、ワシントン州は7月以降、異常に乾燥した天候に見舞われ、複数の山火事が発生し、10月まで山火事が発生し続けると予測されることから、州全域においてさらなる緊急対応が必要と述べています。

また、現在利用可能な消火活動のリソースでは今回の山火事および今後発生する同様の大規模火災に対処しきれない可能性を踏まえ、必要なリソースをすべて利用可能にするため、ワシントン州兵は州緊急オペレーション・センターを活性化させ、地域社会への資源提供、社会的・経済的影響の緩和、山火事の危険性評価の継続に積極的に取り組むことになります。

The Spokesman-Review は、ワシントン州東部のスポケーン郡では18日午後に2つの山火事が発生し、住宅や外構を含む建物300棟、推定20,000エーカーの住宅、低木林、農地、森林が焼失し、少なくとも1人が死亡したと報じました。

スポケーン市中心部の南にある人口約5,000人のメディカル・レイクの南西部3マイル(約4.8km)の地点で発生した山火事 Gray Fire は広がりが早く、少なくとも185棟の建造物が焼失し、焼失面積は約17平方マイルにおよぶ11,000エーカー近くになっています。ワシントン州天然資源局によると、20日午前の時点で鎮火率は0%。

この山火事による煙と、カナダのブリティッシュ・コロンビア州ケロウナで続いている山火事の煙が合わさり、スポケーンの大気質は危険レベルまで悪化している上、視界が悪くなり、消火活動にも悪影響を及ぼしています。

また、スポケーン郡北部のエルク市近郊で発生した山火事 Oregon Road Fire では、14平方マイルを超える9,200エーカーと数十棟の住宅などが焼失しています。

これを受け、スポケーン郡委員会は対応を迅速化するよう緊急事態を宣言。週末から避難している人は数千人に上っています。

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