ワシントン州のインスリー知事は7日、山火事の危険性が高まっているとして、州全体に緊急事態宣言を出し、ほとんどの屋外でのレクリエーションと農業での火気の使用を禁止しました。
I am declaring a wildfire state of emergency, with a limited burn ban. We've experienced record-breaking heat, a drought is likely to follow. We don’t want a repeat of recent years with dangerous wildfires across the state. READ: https://t.co/LNKdQMjZM6
— Governor Jay Inslee (@GovInslee) July 7, 2021
インスリー知事は声明で「ワシントン州は歴史的な干ばつに直面しており、すでに記録破りの暑さに見舞われている」と述べています。
「山火事や、それに伴う人命の損失、土地や財産の多大な被害を防ぐための努力を怠ってはならない」。
禁止される火気の使用:
- キャンプファイヤー
- 焚き火
- 住宅の庭でのゴミ焼却
- 整地、雑草除去
- 農業のための火気の使用の大半
禁止の対象外とされる火気の使用:
- 個人宅でのチャコールグリル(炭火焼き)
- 個人宅での液体燃料またはガス燃料のコンロの使用(不燃性の表面上で、可燃性の植物から5フィート以上離れて使用)
- 行政機関・施設管理者の規定に基づく州・郡・市の公園やキャンプ場でのキャンプファイヤー
- 行政機関の消防許可に基づく農業用の火気の使用
なお、各自治体が州の規定よりも厳しい規定を課している場合は、それに従うことが求められます。
キング郡は、非法人地域(unincorporated area)に対し、バーベキューと、ファイヤーピットを使ったレクリエーション目的の小さな焚火を除く、屋外での火の使用を先月から禁止しています。
ワシントン州では現在、複数の山火事が起きています。この宣言により、ワシントン州兵を山火事対策に動員することも可能になります。
緊急事態宣言は9月30日の終わりまで有効ですが、状況に応じて延長されたり、早めに解除されたりする可能性があります。