9月も半ばになり、グッと秋の気配を感じるようになりました。そうすると、「今年の冬は暖冬なのか寒いのか」と、ふと考えることはありませんか。
米国海洋大気庁(NOAA)は2024/2025年の冬に向けた長期的な季節予報を更新しました。それによると、今年11月から来年1月にかけてラニーニャ現象が発生する確率が74%と予測されており、シアトルのあるワシントン州西部は「平年より雨が多く、寒い冬になる」確率が高くなっています。
NOAA によると、今年12月から来年2月にかけて、シアトルのあるワシントン州西部は平年より気温が低くなる確率が40-50%となっています。
シアトルの平均最高/最低気温は次の通り。最も暑い月は8月、最も寒い月は12月です。
シアトルの気候
夏のシアトル 米国本土で日本に一番近い都市シアトル。南樺太とほぼ同じ緯度にありますが、氷河期に形成されたフィヨルド地形や近海を流れる暖流のおかげで、夏は基本的…
また、降水量は、ワシントン州のほぼ全域で平年より多くなる確率が50-60%となっています。
平年より気温が低く、降水量が多いとなると、標高の高いカスケード山脈にあるスキー場では十分な雪が期待できそうです。
一方、中央ロッキー山脈、米国南西部、カリフォルニア州南部では、降水量が平年より少なくなると予想され、雪も平年より少なくなる可能性があります。
また、東海岸、特に米国北東部では、平年を上回る降水量が予想されていることから、ウィンタースポーツが楽しめる可能性が高くなっています。
ワシントン州 & オレゴン州 & アイダホ州 & カナダBCのスキー場一覧
スティーブンズ・パス シアトルの都市部では雪は珍しいですが、車で約1時間~2時間半も走ればスキー場があり、11月下旬から4月ぐらいまでスノースポーツが楽しめます。…
2021年から2023年の冬はラニーニャ現象の影響を受け、シアトル大都市圏など標高の低い地域では積雪や凍結が発生するという、珍しい事態となったことは記憶に新しいはず。特に、2022年12月のクリスマス前後は凍結による被害が続出し、大変な騒ぎとなりました。同じ轍を踏まないよう、寒い冬に備える対策を準備しておくのが良いかもしれません。
シアトルが氷の世界に!ドライブウェイも道路もツルツル…
今日の午後1時過ぎ、ようやく気温が33℉(1℃)まで上がってきたので外に出てみたら、氷の世界! ドライブウェイも道路もツルツルです。これ、明るくなかったら見えません…