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第4回 ワシントン州のとっておき挙式会場

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KOKO Bridal

筆者プロフィール:ネルソン紀世子
東京出身。高校時代のイギリス短期留学で世界の広さ・楽しさを知り、日本の大学を卒業後、ワシントン州の大学で国際ビジネスを学ぶ。卒業後は外資系航空会社での乗務員としての勤務を経て、航空機器関連の日系企業でプログラム・マネジメントに従事。2011年に KOKO BRIDAL を起業。米国ブライダルコンサルタント協会&国際特別イベント協会のメンバー。一児の母でもある。公式サイトはこちら

教会、ホテル、ワイナリー、クルーズ、マリナーズの本拠地セーフコ・フィールド、広大な農場に囲まれた田舎町の庭園、そして比較的格安に利用できる公共のウェディング会場等、ワシントン州には個性的な魅力あふれる会場がたくさんあります。

挙式会場を選択するには、お二人のイメージ、挙式ご希望日、ご予算、招待客数が大事な要素となってきます。

KOKO Bridal

日本から来られるお客様に人気No.1の挙式会場は、お花が沢山咲いた、アメリカらしく広々とした庭園でのガーデン・ウェディング。シアトル市内から北へ約45分のところに位置するのどかなスノホミッシュ郡には、そんな会場がたくさんあります。また、昔は牛小屋だったのをラスティックな感じに改築したところや、広大な農場の丘の花で飾りつけたガゼボなど、例を挙げればきりがありません。シアトル市内よりも会場使用料が格安で、椅子やテーブル等のレンタルも無料、そして、会場管理者が所有者でもあるということが多いため、交渉を行うにあたってもとても親切です。 

人気No.2は、公共のウェディング会場。日本では市町村の行政機関施設の一般使用というのは余り耳にしませんが、こちらでは市の財源として有効活用に取り組んでいます。公共施設ということで、プライベートの会場よりも規制(飾りつけ、保険購入)が多く、駐車場スペースが少ないというのはちょっとした難点ですが、ダウンタウンの観光地に近く、素晴らしい眺めが楽しめる素晴らしい会場をプライベートの会場よりも格安で使用することができます。

KOKO Bridal

©Kazuko Wohlers

ワシントン州在住の新郎新婦に人気が高いのは、やはりワイナリー。ワシントン州のワインはここ最近、日本でも人気上昇中。シアトルから北東へ約30分のところにあるウディンビルには約100軒のワイナリーとテイスティング・ルームがあり、結婚式やプライベートのダイニング・パーティ等にも最適です。ワシントン州でも歴史の長いコロンビア・ワイナリーやシャトー・サン・ミッシェルは招待客が100名以上の場合に、もう少しこじんまりしたワイナリー、またはテイスティング・ルームは招待客が30~50名の場合におすすめです。人気のワイナリーは2014年夏の週末は結婚式の予約で一杯と言うほど。ワイン樽に囲まれたお部屋を色鮮やかな花やキャンドル等で飾りつけた、日本ではなかなかできないワイナリー結婚式・披露宴は、日本から来られるご家族やお友達にも楽しんでいただけるはず。私も個人的にワイナリー・ウェディングが大好きです。

KOKO Bridal

©Rick Takagi

そして、もう一つのとっておきの挙式会場は、アメリカで最も美しい球場と名高いセーフコ・フィールド。「えっ!野球場で結婚式?」と思われる方も多いかと思いますが、野球好きな方でなくとも、広い球場のマウンドでセレモニーを行い、豪華なオーナーズ・スイートにてケーキとシャンパンでお祝いというのも、素敵な思い出になりますよ。 

新郎新婦のご希望にぴったりの挙式会場は、このワシントン州にきっとあるはず。アメリカだからこそできる、お二人のオリジナルなウェディングで、自分たちらしさを伝えていきたいですね。

KOKO Bridal

最後に、「予算が少ないから、結婚式なんて無理」と思っている方がもしこのエッセイを読んでくださっていたら、ここではっきりとお伝えしたく思います。予算にあった結婚式ができるのもアメリカの良いところの一つです。あきらめないで、ぜひウェディング・プランナーにご連絡してみてくださいね。

(掲載:2013年9月)

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