サイトアイコン junglecity.com

第6回 2014年 結婚式のトレンド

筆者プロフィール:ネルソン紀世子
東京出身。高校時代のイギリス短期留学で世界の広さ・楽しさを知り、日本の大学を卒業後、ワシントン州の大学で国際ビジネスを学ぶ。卒業後は外資系航空会社での乗務員としての勤務を経て、航空機器関連の日系企業でプログラム・マネジメントに従事。2011年に KOKO BRIDAL を起業。米国ブライダルコンサルタント協会&国際特別イベント協会のメンバー。一児の母でもある。公式サイトはこちら

©Kazuko Wohlers

結婚式シーズンの夏を終えたと思いきや、来年の夏の結婚式について次々とお問い合わせをいただくようになり、とてもありがたく思っています。一つ言えるのは、みなさんが結婚式の準備を始めるのが過去3年でどんどん早まっていること。来年も結婚ブームになりそうです。

結婚式の準備は早めに始めましょう

ワイナリー、ガラス美術館、神社など、人気の会場、そして業者(写真家)、牧師の予約はもう始まっています特に金曜から日曜に結婚式をご希望の方は会場だけでも早めに予約することをおすすめします。ウェディング・ドレスも取り寄せが必要な場合は、6~9ヶ月は見ておきましょう。

トレンドは毎年変わります

©Kazuko Wohlers

フローリストによると、来年の夏の結婚式のトレンド・カラーはピンク、そしてラベンダー。また、ウェディングドレスはレース使い、そして後ろが長めのものがトレンドです。オンラインでウェディングドレスを注文する方も少しずつ増えてきていますが、オンラインでの注文先はほとんどが中国や香港。返品にかかる費用を考えても、オンラインでは格安で購入できます。ぜひチェックしてみてくださいね。

平日結婚式が大人気です

KOKOBRIDAL では合計25~200名がご出席する結婚式がほとんど。ですが、来年もご家族、そして数名のお友達だけの少人数での結婚式が多そうな感じです。また、週末ではなく月曜日に開催するカップルが増えてきていますね。国際結婚ということで、外地からのゲストは休暇で何日かワシントン州に滞在する方が多いため、週末ではなく平日の結婚式でも支障がないことが、その理由と思われます。週末に比べ、平日の結婚式は費用もかなり抑えられます。例えばシアトルから車で北へ30分ほどのところにある大人気のワイナリーだと、週末の半額以下で平日に結婚式・披露宴ができます(KOKOBRIDALが交渉した価格です)。週末に比べ、平日は融通もききやすいのも事実です。日本からご家族がいらっしゃる、平日挙式でも支障がない、総予算が少なめという方は、ぜひ平日の挙式をご検討ください。ちなみに、来夏は月曜日挙式が大人気です。

式の流れにもトレンドがあります

また、「屋外で結婚のセレモニーを行い、屋内へ移動して披露宴を行う」という流れも、来年も人気になりそうです。また、きれいな庭園でのガーデン・ウェディング、エリオット湾を臨むパティオでの披露宴は、日本や州外からのゲストにワシントン州の素晴らしい夏の景色や雰囲気を楽しんでもらいたいという、新郎新婦の心使いも感じられるかと思います。 

©Rick Takagi

少人数の結婚式の場合は結婚式前日にリハーサルやリハーサル・ディナーを行わないお客様も増えてきています。前夜は新郎は新郎のご家族と、新婦は新婦のご家族とゆったり過ごすというのも、伝統的な結婚式のスタイルとは異なりますが、来年の結婚式のトレンドのひとつとも言えそうです。また、これはもしかすると国際結婚だけの素敵なトレンドかもしれませんが、新婦には内緒で、新郎が新婦のご両親にお手紙を読むという場合があります。こちらは私の最初のお仕事で新郎にお勧めしてから、その後3年間ずっと行われていることの一つ。KOKOBRIDAL のトレンドと言ってもよいかもしれませんが、ご家族だけではなく、ゲストの皆様も大変喜ばれます。 

来年ご結婚を考えておられるみなさまの参考になれば幸いです。

(掲載:2013年11月)

モバイルバージョンを終了