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アメリカでの不妊治療体験記 第5回 体外受精(アイ・ヴィー・エフ:IVF)

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そして、1年ぐらいたってから、夫婦で再び話し合い、また治療を始めてみようかと考えました。でも、人工授精がだめであった場合、次の段階は体外受精(アイ・ヴィー・エフ:IVF: In Vitro Fertilization)です。

体外受精というのは、卵子を体外に取り出して精子と受精させ、この受精卵を培養して「胚」の状態にし、人工的に子宮に戻す方法のことです。費用は1回で1万ドル程かかりますし、保険も全額はカバーしないので、失敗したら、お金が無駄になります。

まさか自分がそんな段階にまで行くとは思っておらず、やはり考える時間が必要でした。それに、治療を再開するにしても、仕事も忙しく、時間の余裕があるかどうかも疑問でした。

母にも相談してみましたが、「本当に仲良しの夫婦なんだから、夫婦だけで楽しく生きていくという選択肢もある」と言われ、それも考えました。

ここまで治療を受けておきながら何ですが、私が「何が何でも子供を作りたい」と思う気持ちが不足しているのかと考えたりもしました。

筆者プロフィール:30代に入ってから不妊治療を開始。タイミング法や人工授精での失敗を経て、体外受精に挑戦し、その結果、子供を授かることができました。不妊治療を受けようとしている方、不妊治療中の方の参考になればと思います。

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