ポートランド市の西約7マイル(約11キロ)に位置するビーバートン市は、オレゴン州では第6位、ワシントン郡では第2位の規模の街。「最も住みやすい街」の一つに選ばれたこともあ理、ナイキの巨大な本社キャンパスがあることでも知られています。
概要
ポートランド市の西約7マイル(約11キロ)に位置するビーバートン市は、オレゴン州第6位、ワシントン郡では第2位の規模の街。アジア系の人口比率が高く、宇和島屋(Uwajimaya)を代表とするアジア系の食品店やレストランが集まっています。市内にはたくさんの公園があり、スキー場や海岸までは車で約1時間、教育制度が充実しており、ナイキなどの大企業が拠点を置いていること、大都市にも近いことから、過去何年間かにわたり全米で「最も住みやすい街」の一つに選ばれています。
そんなビーバートン市のあるトゥアラティン(Tualatin)渓谷一帯には、昔、先住民アトファラティ(Atfalati)が暮らしていました。彼らが「ビーバーの地」という意味の「チャケイピ(Chakeipi)」という名前の村を形成していたことから、後に「ビーバー・ダム」(”Beaver Dam”)、そして「ビーバートン」と呼ばれるようになったそうです。1847年にケンタッキー州出身のホール一家が初の白人の入植者で、現在のホール・ストリートはそれにちなんでいます。
観光案内所
WASHINGTON COUNTY VISITORS ASSOCIATION
ワシントン郡観光局
tualatinvalley.org
主な見どころ
NIKE WORLD CAMPUS
ナイキ・ワールド・キャンパス
巨大な敷地をもつ世界企業ナイキ・キャンパス(本社)はこのビーバートン市にあります。ベンチに座るランナーや小鳥と遊ぶ子供たち、芝生の上で絵を描く人や池で釣りを楽しむ人など、本物そっくりな銅像があちこちにあり、敷地内の日本庭園はナイキに一番最初に融資した総合商社への感謝の気持ちを表すため、日商岩井ガーデンと呼ばれています。キャンパスの中央には大きな池があり、その周りではグースが闊歩するのどかな雰囲気なので、会社ということを忘れてしまうほど。建物はマイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズ、ノーラン・ライアンやミア・ハムを始めとする代表的なスポーツ選手の名前を冠しています。内部の一般公開はありません。
COOPER MOUNTAIN NATURE PARK
クーパー・マウンテン・ネイチャー・パーク
www.oregonmetro.gov
緑があふれる自然公園。ネイチャー・ハウスでは環境などの教育プログラムを提供しています。
BEAVERTON FARMERS MARKET
ビーバートン・ファーマーズ・マーケット
www.beavertonfarmersmarket.com
ノースウェストの「最も良い市場」の1つと評価されている、ビーバートンのファーマーズ・マーケット。吹奏楽やジャズ、マリンバの生演奏が楽しめるこの市場では、その朝一番にとれた野菜や果物、肉や魚がずらりと並びます。独立記念日や労働記念日を含める祝日や祭日には特別なイベントが、また感謝祭(Thanksgiving)のあたりには収穫に感謝するハーベスト・マーケットが催されます。普段は夏から秋にかけて毎週土曜に開かれますが、夏の約2ヶ月は水曜も開かれているので、公式サイトで確認してみましょう。