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オレゴン・シティ:ミシシッピ川の西で最も古い都市

ミシシッピ川の西で最も古い都市。

ポートランド市の南約13マイル(約21キロ)に位置するオレゴン・シティ市は、ミシシッピ川の西で最も古い都市。ネイティブ・アメリカンが何千年も前から住んでいたところに1824年にやって来たハドソン港会社のカナダ人、ジョン・マクラフリン(1784-1857)が、毛皮製品の貿易や家畜の飼育、小麦の製粉や鮭の漁獲などの事業を始め、1829年に町を建設したのがそもそもの始まりです。ネイティブ・アメリカンを支配下に置きながら宣教師や開拓移民を受け入れ、学校や教会を次々と設立したマクラフリンはオレゴン・シティ市とオレゴン州全体の発展に大きく貢献した人物として、1957年に「オレゴンの父」に選ばれました。

1848年から1851年まで現在のワシントン州、アイダホ州、そしてカナダのブリティッシュ・コロンビア州を含む大陸北西部一帯はオレゴン・テリトリー(準州)と呼ばれ、オレゴン・シティ市はその州都でもありました。西部開拓時代に開拓者が通ったオレゴン街道の最終地点として、たくさんの博物館や現存する歴史的な建物がその時代を物語っています。

ウィラメット川とクラカマス川に沿い、また、ウィラメット滝にも近いことから、今は釣りやボートなどのレクリエーションが盛ん。3段階になった台地が特徴で、最も高いところは250フィート(約76メートル)以上となっています。

観光案内所

Oregon City Chamber of Commerce
オレゴン・シティ商工会議所

www.oregoncity.org

観光スポット

MUNICIPAL ELEVATOR
市営エレベーター

www.orcity.org/publicworks/municipal-elevator
1954年に建てられたこの屋外エレベーターは、オレゴン・シティ市のランドマーク。世界で4つの市営エレベーターの一つで、アメリカで唯一の「垂直の道」と言われています。1915年に造られた元来のエレベーターは木製で、製粉場で働く人々を玄武岩の断崖の上にあった彼らの家に乗せて帰るためのものでした。現在でも毎年約12万人を乗せ、川岸近くの歴史的なダウンタウンと崖上のビジネス街や住宅地の間を行き来しています。崖の高さは130フィート(約40メートル)とそれほど高くはありませんが、デッキから見える街並みやウィラメット川の眺めは素晴らしい。

MCLOUGHLIN HOUSE
マクラフリン・ハウス

www.mcloughlinhouse.org
「オレゴンの父」であり、オレゴン・シティ市の設置に貢献したジョン・マクラフリンが、1845から1846年に建てたジョージ王朝様式の白い下見板の壁の家。もともとは川岸に建てられていましたが、洪水から守るため崖の上に移築され、マクラフリンの活躍を記念する博物館となりました。現在も残る当時の家具は、アメリカ大陸の最南端にあるホーン岬から船で届けられたもの。1941年、西部で初めて国の歴史的財産に選ばれ、その歴史的重要さから、2003年にはイエローストーン・ナショナル・パークなどが登録されている国の公園システムに追加されました。マクラフリンの時代の服を着たガイドがしてくれる45分間のツアーもあります。入場は無料。

END OF THE OREGON TRAIL INTERPRETIVE CENTER
オレゴン・トレイルの歴史を語る資料館

www.historicoregoncity.org
この施設はオレゴン街道の最終地点に位置する。歴史解説者がミズーリ州からオレゴン州までの旅の様子を教えてくれます。開拓時代に使われていた物の展示やビデオ上映も要チェック。針葉樹木の彫刻デモンストレーションは家族で楽しめる人気のアクティビティです。

MUSEUM OF THE OREGON TERRITORY
オレゴン・テリトリーの博物館

www.historicoregoncity.org
ここもまた西部開拓時代の史跡。オレゴン州の入植者や彼らの通ったオレゴン・トレイルの歴史を学び、この街の文化遺産である製粉場や全米で2番目に大きいウィラメット滝を探検してみましょう。

WILLAMETTE FALLS
ウィラメット・フォールズ

www.willamettefalls.org
ウィラメット・リバーの河口から26マイル/約42キロのところにある滝。水量では米国北西部で最大、横幅の長さ(1,500フィート/460メートル)では世界で17番目。

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