Studio Mene and Counseling Services
高田 Dill 峰子さん
Mineko Takada-Dill, MA, LMHC, ATR
カウンセリング:
Rockwood Office Park
1409 140th Place NE, Bellevue, WA 98007
アート・セラピー・スタジオ:
7048 27th Avenue NW, Seattle, WA 98117
【電話】 (206) 276-4915
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高田さんへのご質問はこちらからお送り下さい。
Q:4歳の娘がいますが、アメリカ人の夫から離婚を言い渡されました。すでに別居中で、夫は新しいガールフレンドと住んでいます。隔週の週末に娘は父親と過ごすことになっていますが、どんな環境なのかとても不安です。週末に行くのをやめさせることはできないでしょうか?
A:詳細は書かれていませんが、あなたにとってかなり苦い状況なのではないかとお察しします。どんな理由で離婚されたにせよ、今はとても困難な時期なので、ご自分の状況を明確に判断し、できる限り専門家やご友人のサポートを受けられる状況を作るのが最優先になるかと思います。
心の分野ではまず、あなたの離婚や、別居中の夫への気持ちをはっきり認識し、夫への怒りや憎しみ、未練などの理由で、娘さんの父親が娘さんと過ごす時間を取り上げようとしているのではないかどうか自問してみてください。あなたの苦しい気持ちを聞いて、わかってくれる人が必要です。それは何でも話を聞いてわかってくれる良いお友達、またはプロのカウンセラーになると思います。
ご質問ではどんなことが不安なのか説明されていませんが、離婚調停中と推測します。その場合、弁護士を仲介してペアレンティング・プランを作ることになると思います。具体的に根拠のある問題の場合は、その時に解決案を提出することになるでしょう。詳細は専門の弁護士に相談してください。
父親や母親の問題点を子供の口からカウンセラーに話させることを目的に、子供にカウンセリングを受けさせることがありますが、その状況下では子供は片親の文句を言って週末の訪問が取りやめとなるようなことは話したがりません。両親と子供の関係はそれぞれの家庭で異なりますが、ご相談の4歳ぐらいの子供の場合、両親を慕い、どちらかの非を暴くようなことは極力避けたがるものです。ですから、できるだけ子供を間に挟んで、父親か母親のどちらを選ぶかを問うような状況は避けてください。この年齢の子供は、両親が離婚して、無理だと思いつつも、両親がもう一度一緒になることを願うことが多々あります。離婚が避けられない場合、両親と子供と一緒にカウンセリングを受け、別れた後、父親・母親としてどのように子供をサポートしていくか話し合うのが理想的です。離婚に対する子供の気持ちをくんであげてください。
なお、国際結婚の場合、それぞれの親の子供の育て方の違いもあります。どちらのほうが正しいと決めつけることはできませんので、子供に一番適した育て方を見つけていくことが大切です。
掲載:2011年2月