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賃金カットのせいで子供にあたって怒鳴ったりする自分が嫌になります。

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Studio Mene and Counseling Services
高田 Dill 峰子さん

Mineko Takada-Dill, MA, LMHC, ATR
カウンセリング:
Rockwood Office Park
1409 140th Place NE, Bellevue, WA 98007

アート・セラピー・スタジオ:
7048 27th Avenue NW, Seattle, WA 98117
【電話】 (206) 276-4915
【メール】 info@studiomene.com
【公式サイト】 jp.studiomene.com
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高田さんへのご質問はこちらからお送り下さい。

Q:最近職場で賃金がカットになってしまいました。良くないのは分かっているのですが、ついつい子供にあたって怒鳴ったりする自分が嫌になります。どうすれば良いでしょうか?

A: 景気が良くなってきている、失業率が減ってきた、と報道されている割には、賃金カットや失業の話はよく聞きます。最近、虐待やネグレクトにあった子供たちの行くプリスクールで仕事をする友人から、そこのウェイティング・リストがとても長くなっていることを聞きました。1年ぐらい前まではそんなことはなかったので、長引く経済停滞が子供たちにも大きく影響を与えていると思われます。

お金の問題は、ストレスを生み出し、家庭内やカップル同士の関係に大きく影響します。ストレスがたまったら人に当り散らすことはよくある話です。日本では、外でがんばっている人が家庭で自我を出して家族の者に少しあたっても容認する傾向もあります。でも、ご相談の内容では、これは良くないことなので何とかしたいという姿勢が見られます。人を傷つける行動はやめるのが一番。そして、自分のストレスをどうやって消化していくかが解決につながります。

ストレスがたまると、冷静に物事を客観視するのがなかなか難しくなります。早い内にストレスがあることを自覚し、解決法を探りましょう。「賃金カットになったとしたら、家計にどのように響くのか?」「毎月赤字にならないようにするにはどうすれば良いのか?」など、具体的に考えてみましょう。不安感ばかりで、考えないようにするなどといった、現実からの逃避はよくありません。

怒り・不安は伝染病のようです。家族の一人が怒ったり、不安だったりすると、その行動・表情を介して家族内に伝染して悪循環状況を作り出します。ストレスを自覚し、解決法を探しつつ、自分のためにできることを考えてみましょう。例えば、体を動かすのは、落ち込んだ時にはとても有効です。シャワーではなくお風呂に入ると、リラックスできます。自分の時間を作り、ガーデニングをしたり、好きなクラフトを作ってみる、好きな音楽を聴いたり、ダンスをする。とにかく、自分に優しくしてあげましょう。自分の行動を反省して責めるのではなく、自分を許してあげるのも大切です。

掲載:2010年7月

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