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相談「外国にいる場合と母国にいる場合の適応障害の違いはなんですか」

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ワシントン州認定ソーシャルワーカー
角谷 紀誉子さん

2019年3月15日付で、コンサルティングのサービスは終了しました。
【公式サイト】 www.successabroadcounseling.com

「18歳から20歳の学生によくあるのが、授業に出席していないということで、学校からカウンセリングに送られて来る人です。そういう人達の大半は、適応障害になっています。その適応障害というのは、いろいろな形で出てくるのですが、まず学校に行けずに落ち込んだり、勉強する気がなくなる、友人とも会いたくないなどの状況から、ひどくなると過度の鬱や “Eating Disorder” (過食症や拒食症など)、自虐的な行動に出てみたり、というケースがあります」 と、ホームページに書いてありましたが、ここでいう適応障害というのは、日本でも見られるものだと思います。その場合、外国にいるのと、母国にいるのでも、同じような障害が出てくるといえると思うのですが、では、外国にいる場合と母国にいる場合の適応障害の違いはなんなのでしょうか。この文章だけを読むと、自分は適応障害なのでは、と思う部分がありますが、それは日本でもあったことなので(学校に行きたくないなど)、どうなのかと思いました。何に適応できないでいるのでしょうか。

回答:適応障害というのは、今までと違った環境に対して起こる精神的ストレスです。人生の通過点、たとえば、進学、転校、引越し、結婚、卒業、など、環境が変わることがわかっていても、それに伴うストレスまでは予測できないものです。その他、もっと小さな変化、たとえば、クラス替え、新しい先生や友達、学校のプレゼンテーションなどでも適応障害は起こります。ですから、あなたの言うように適応障害は外国で住む際の、異文化・異生活習慣だけによるものではありません。 あなたの質問に、日本でも学校に行きたくなかった、とありますが、どんなストレスを学校で感じていたのでしょうか?具体的に考えてみてください。文面からはあなたが何かに適応できないでいる、というようにとられますが、そうではないかも知れません。もし日本の学校や家庭で何かがあって、あなたが学校に行きたくなくなったのなら、それはあなたのせいではないからです。原因がわかれば解決の道も見つかるはずです。がんばって!

掲載:2001年3月

コラムを通して提供している情報は、一般的、および教育的情報であり、読者個人に対する解決策や法的アドバイスではありません。 このコラムから得られる情報に基づいて何らかの行動を起こされる場合は、必ず専門家に相談するようにしてください。



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