ワシントン州認定ソーシャルワーカー
角谷 紀誉子さん
2019年3月15日付で、コンサルティングのサービスは終了しました。
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せっかく留学してきたのに日本人とばかり付き合ってしまい、アメリカに来た意味がないと悩んでいます。
回答:せっかく留学してきたのに、日本人とばかり付き合ってしまい、アメリカに来た意味がない、と悩んでいる人は多いと思います。アメリカにいる日本人と友達になることのなかには、いいこともたくさんあります。日本では自分の住んでいる特定の地域の人達としか友達にはなれませんが、アメリカでは日本の様々な場所から来た、年齢も立場も違う人達と知り合うことができます。これは、人間関係の場や質を広げるチャンスです。また、日本を遠く離れて、英語で学び、ホストファミリーと文化の違いを感じながら暮らすことは、大変なストレスを伴います。そんな時、日本語で自分の素直な気持ちを話せることは、ストレスの解消をはじめ、ホームシックの軽減にも役立ちます。
でも、日本人同士でいてもつまらないし、他の友達もいないと感じている人は、どうすれはいいのでしょうか。なにか、学校以外の生活に「ハリ」がないのではありませんか?
アメリカ留学は英語を学ぶ、学位を取るということだけではありません。学校生活だけでなく、アメリカの社会を経験することも含まれています。英語を学びたいのなら、日本でもできますが、留学でしかできないことを吸収して帰国したいですよね。それにはアメリカの社会や文化を経験することです。もし、学校の勉強以外に時間があれば、自分の興味のある分野でボランティアをするのはどうしょうか?学校とは別の世界に飛び込むことで、生の英語を使う機会や、アメリカ人との交流もあるでしょう。恥ずかしがらずに、やってみましょう。美術が好きなら美術館に、音楽が好きならシンフォニー・ホールに、というふうに挑戦してみましょう。そうやって忙しくなれば、日本人と「またカラオケ?!」なんてことをしなくてもいいはずです。
掲載:2001年1月
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