雇用労働法・企業法– category –
シャッツ法律事務所 井上奈緒子弁護士
雇用労働法と国際商業取引を含む企業法/ビジネス、企業買収と関連の訴訟を専門としている日本人弁護士です。ここではさまざまな事例を挙げながら、関連分野の米国法についてわかりやすくご説明します。
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第96回 弁護士料の見積もりが取りづらい理由
第50回のコラムでは、弁護士は弁護士協会の職業倫理規定(Rules of Professional Conduct)に沿ってクライアントと業務契約を交わし、弁護士料の支払方法を決定し、通常... -
第95回 給料天引き禁止法について
雇用者が下記のような給料の天引きをすることは、ワシントン州 RCW 49.52.050によって法的に禁止されており、犯罪とみなされています。 従業員が会社から借金をしている... -
第94回 判決の承認(Confession of Judgment)とは
判決の承認とは、原告側が被告人に対して非を認めさせる判決です。法的解釈としては、被告人に答弁の余地も与えずに原告側に勝利の判決を下すため、州によってはこの判... -
第93回 従業員の忠実義務違反とは
第57回、58回、及び90回のコラムで、主に会社経営者間の忠誠義務や利害相反について触れましたが、今回は、会社または会社経営者・雇用者に対する従業員の責任と義務に... -
第92回 ワシントン州の有限会社法改定のお知らせ
2016年1月1日をもって、ワシントン州有限会社法(Limited Liability Company Act)が大幅に改定されることになりました。 有限会社法は、一般的に株式会社法に比べ、組... -
第91回 消費者のオンライン・レビューの自由に関する2015年法令(The Consumer Review Freedom Act of 2015)について
第30回のコラムで、オンラインショッピングに関わる法律の一部を紹介しましたが、今回は、今年9月に米国議会(立法府)で制定された Consumer Review Freedom Act につ... -
第90回 企業内での利益相反取引(Conflict of Interest) とその対処について
企業の役員や幹部が個人の利益のために自分が所属する企業の利益や企業に対する忠誠心を弱体化させることを、「企業内での利益相反取引(Business Conflict of Interest... -
第89回 業務契約後に秘密保持契約(NDA)違反として訴えられた場合
第24回のコラムで秘密保持契約(NDA)の概要についてご説明しましたが、今回は、この NDA がいつまで有効で、交渉後の契約にどのように影響するかということについて例... -
第88回 労働安全衛生法(OSHA) の概要
今回は、連邦法(OSHA)・州法で規定されている労働安全衛生法(Washington Industrial Safety and Health Act)について簡単にご説明します。 労働安全衛生法は、従業... -
第87回 正義を証明することと、正義のために支払う対価
訴訟の国と言われるアメリカでは、法的に問題があれば訴訟をすると思っておられる方は多いと思います。しかし、犯罪行為に対する刑事訴訟ではない、民事訴訟に関しては... -
第86回 Protective Order(秘密保持命令)とは
秘密保持命令とは、訴訟の証拠開示の際に、証人や当事者に対するハラスメントや情報の悪用を阻止するために取得する裁判所命令です。 一般的に、証拠開示は、訴訟当事者... -
第85回 夫婦で合同会社(LLC) を経営する場合に気をつけること
ワシントン州は Community Property State(共同財産制の州)といい、結婚している間に得た収入は、夫または妻のどちらかのみに支払われたものでも、夫婦の共同財産と法...