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第5回 アメリカで不動産ローンを借りるには

ほとんどの方が家を買う時はまず、不動産屋に連絡をすると思います。

すると、「Pre-approval Letter はありますか」と聞かれるでしょう。これはいったい、どういう意味なのでしょうか。

Pre-approval Letter とは

アメリカでは、買い手が売り手に希望購入価格やその他の条件を提案する際(不動産の買い手が売り手に「オファーする」)、この Pre-approval Letter という書類を付けて出します。

これによって、買い手は「ローン会社に相談に行き、ローンの借り入れが可能である」ということを証明します。

その理由は、買い手が提示した希望購入価格やその他の条件を売り手が受け入れることに決めた後(こちらのオファーが通った)、「銀行に行ったら、ローンがおりませんでした」では、売り手の時間を無駄にすることになるからです。

そのため、不動産屋に連絡を取る前にローン会社(銀行やブローカー)に連絡し、借入額、毎月の返済額などいろいろ確かめて自分にふさわしいプログラムを選び、自分はどのくらいの価格まで購入が可能なのか調べるのが理想です。その方が、物件を探す不動産屋にとっても効率的に動いていただけると思います。

不動産ローン会社の見つけ方

でも、とにかくたくさんの銀行やブローカーがありますから、どこから手を付けたらよいかわからなくなると思います。経験があり、いろいろ相談に乗ってくれるローン会社をどうやって見つけたらいいのでしょうか?

こちらでは、「名の知れた大きな銀行だから安心」ということはありません。皮肉なことに、大きくなればなるほど、細やかなサービスを求めるのは無理のようです。一人一人の経済状態はみな違います。十把一絡げでやられては、あまり良い結果や個人に合った結果は望めないでしょう。

そこでお勧めするのが、とにかく周りの人に聞いてみること。

不動産業界は人の紹介でつながっていくと言われています。使ってみようと思っているトップの不動産屋にローンオフィサーとを紹介してもらうのもよいと思います。もちろん、何人か選んでインタビューをし、比べてみるのもよいと思います。

「Pre-approval」に必要な書類

収入など、計算に必要な数字だけ電話で聞いて簡単にいわゆる「approval」を出すところもたくさんあります。でも、これはあくまでも「Pre-Qualification」に当たるもので、「Pre-Approval」とは異なります。やはり書類を見せて、間違いのないように計算してもらう必要があります。提出する書類は下記の通りです。

その他、離婚した方、養育費の支払いがある方、頭金を Gift(贈与)でもらうケース、クレジットレポートをひいた段階でわかる車のローン残高、学生ローンの残高など、考慮しなくてはならない細かいことがたくさんあります。そしてそれを書類として提出していかなければなりません。

Pre-Approval の段階で細かいものを全部出す必要はありませんが、明細がわかればわかるほど、確実な「approval」がもらえます。

みつこ・ミラー(NMLS 107855)
シニア・モーゲージ・スペシャリスト
ディレクターズ・モーゲージ(NMLS 3240)
11400 SE 8th Street, #400, Bellevue
直通:(206) 679-3371
メール:mitsuko.miller
公式サイト:www.directorsmortgage.com

※当コラムを通して提供している情報は、一般的、及び教育的情報であり、読者個人に対する解決策や法的アドバイスではありません。

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