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ワシントン州日米協会が運営する「業務用シェアキッチン」

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コロナ禍がピークを過ぎ、新たな事業を立ち上げようとする方たちが増えています。そこで、ワシントン州日米協会は日系NPO法人のNisei Veterans Committee(NVC)と連携し、飲食関係の事業を始めたい方々向けに業務用シェアキッチンの運営を始めました。

もくじ

シェアキッチンとは

この業務用シェアキッチンを利用するメリットは、いろいろあります。

  1. コスト削減:専用の業務用キッチンを持つ必要がなく、初期投資や維持費を大幅に削減できます。出店前に小規模でスタートすることで、費用を抑えながら市場調査・試行錯誤が可能です。
  2. 充実の設備:プロフェッショナル用の設備が整っており、効率的に調理や製造が行えます。
  3. ネットワーキング:他の利用者や協会のメンバーと交流する機会が増え、ビジネスの拡大や新しいアイディアの発見につながります。また、出店に向けたネットワーク構築も可能です。
  4. 柔軟な利用時間:必要な時だけ利用できるため、スケジュールに合わせた柔軟な運用が可能です。
  5. サポート体制:将来的な出店に向けて、ビジネスの専門家のサポートを受けながら、ビジネスの成長を図ることができます。また、Grant(補助金)や融資獲得に関する情報を受け取ることができます。

さらに、キング郡の認可を得ているので、シェアキッチンで調理した飲食物を販売することができます。

体験談:KOTO JELLY COFFEE 「やろうと思ったら何でもできる」

ゼラチンを使用しないゼリーコーヒーを提供しているKOTO JELLY COFFEEは、日米協会の運営するシェアキッチンを利用し、出店につなげています。

シェアキッチンについて知ったきっかけは、日米協会のSNS投稿を友人がシェアしてくれたことがきっかけ。その後、シェアキッチンを見学し、設備の充実ぶり・清潔さ・サポート体制等に感銘を受けたそうです。すべて自分たちでやろうとしていたら出店は難しかっただろうと振り返り、アメリカ在住の方のみならず、日本からチャレンジしたい方にもぜひ活用していただきたいとのこと。「やろうと思ったら何でもできる」と、力強く話してくださいました。

対面式・個別相談ワークショップ

ワシントン州日米協会スモールビジネス部(SBRP)では、起業・経営ワークショップも実施しています。

ワシントン州でビジネスを経営している方や起業を検討している方を対象に、毎月1回、第4金曜日に開催されます。参加は無料で、誰でも参加できます。もちろん、シェアキッチンの使用についてのご相談も大歓迎です。

執筆:櫻井 龍一
2024年4月に日本から留学でシアトルに来ました。ワシントン州日米協会スモールビジネス部(SBRP)の活動に魅力を感じ、現在ボランティアをしています。慣れない土地でビジネスを始めることに不安を感じられている方も多いと思いますが、事前に相談でき、試験的に始めることができる環境は非常に貴重だと思います。皆さんの成功に向けて全力でサポートいたしますので、ぜひご活用ください。

ワシントン州日米協会
SBRP(Small Business Resiliency Program)

ワシントン州日米協会 SBRP(Small Business Resiliency Program)は、アメリカで事業を運営されている小規模事業・個人事業主の方にお気軽にご活用いただき、COVID-19の影響を最小限に抑え、事業のさらなる発展と地域の企業ネットワーク構築の一助となるために運営されています。今後 SBRN で取り上げるべきテーマや事業運営におけるご質問などがございましたら、お気軽にご連絡ください。

ワシントン州日米協会 SBRP(Small Business Resiliency Program)
【電話】 (206) 374-0180
【公式サイト】 jassw.org/small-business
【問い合わせフォーム】jassw.org/small-business/small-business-contact/

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