![pro_useducation_shimizu](https://www.junglecity.com/wp-content/uploads/2013/01/pro_useducation_shimizu_120.jpg)
ベルビュー・チルドレンズ・アカデミー
清水 楡華(しみず ゆか)さん
14640 NE 24th Street
Bellevue, WA 98007
【電話】 (425) 785-8032
【公式サイト】 ベルビュー・チルドレンズ・アカデミー土曜学校
バイリンガル幼稚園、BCA 現地校(英語サイト)
Willows Preparatory School ミドルスクール現地校(英語サイト)
詳細プロフィールはこちら
ともしび文庫の本たちが、新しい家となった本校に引っ越してきました。文庫活動がなくなった後2年間もの間、箱に封印されていた本たちが元気に飛び出してきました。たくさんのボランテイアの手によって新しい本棚に並べられ、嬉しそうに胸をはっています。静かな暗い学校の夜に耳をすますと、本たちのおしゃべりが聞こえます。
「私の良美ちゃんはいつも私を学校に連れて行くの。クラスのみんなが英語の授業をしている時全然英語がわからないから私を読むんだけどとっても悲しそうなの。遊ぶお友達もいなくて休憩時間は私といつも一緒。もうお友達たくさんできたかしら。」
「僕の家の直人君は英語の宿題ができない時、いつも僕を読んでたんだ。でも僕ばっかり読んで英語の宿題をしないから、お母さんに叱られてばかりいたっけ。もう英語が読めるようになったかなあ。」
「僕はいつも俊君のお気に入り。アメリカ人のお友達もポケモンが好きで、僕はクラスでも引っ張りだこ。俊君は僕を読んで簡単にカタカナを覚えちゃったんだよ。会いたいなあ。」
それぞれの本にバイリンガルたちの生活の思い出が詰まっています。そして、これから新しいバイリンガルの子供との出会いが待っています。
ともしび文庫の本たちが子供たちの手に取られるのは、アメリカでは新学年が始まるころです。新しく幼稚園になる子供たちのほとんどが日本語環境から英語環境へ飛び込むことになります。英語の環境の中に入ったら自然に英語ができるようになると簡単に思われがちですが、そんなに簡単ではありません。また、幼い子供たちは親から離れるときに不安から泣いてしまうこともあるので なんとか安心させ、なるべく簡単にお別れができるようにしてあげましょう。親が心配して不安でいると、子供も不安になります。夏休みの間になるべく下準備をしておいてください。
- 夏休み中に通学予定の学校を見にいく。
- 担任の先生または校長先生にご挨拶しておく。
- 学校の遊び場で遊んでみて、安全な遊び方を話し合っておく。
- フォニックス学習でレターの持つ音を知り、少し先取り学習をする。
- 図書館の読み聞かせなどに親子で積極的に参加し、アメリカ人の先生に慣れておく。
- 女の子はミニスカートは避け、遊んでいても下着が見えないものを用意する。
- 「トイレに行きたい。」「家に電話をかけたい」「具合が悪い」など、絶対に必要な英語の会話を練習しておく。
- 年齢ごとに必要な予防接種を確認し済ましておく。
- アレルギーなど特別な薬が必要な場合、お医者様の署名のある手紙をもらっておく。
- 雨にぬれても大丈夫なジャケットを用意しておく。
小学生以上の学年では 上記に加えて英語学習と友達関係にも気を配る必要があります。
- 日本の中学英語の文法が日本語で書かれたワークブックを使って学習しておく。
- 同じクラスの友だちとプレイデートを何回かしておく。
- 公立校であれば、近所の同じ学校に通う家庭と連絡をとっておく。
- スクールバスであれば、ルートを調べて子供と一緒にドライブしておく。
- 子供のこと、そして親として協力を惜しまないことなどを書いた手紙を、登校第一日目に担任の先生と校長先生宛に、渡す用意をしておく。
8月。日本での体験入学をすませ、バイリンガルの子供たちがシアトルに戻ってきます。またアメリカでたくさんのキャンプに参加して、英語力を鍛え、たくましくなったバイリンガルもいます。9月。いよいよ新しい School Year の始まりです。ともしび文庫の本たちがなるべくたくさんの子供たちの笑顔に出会えるよう、最後の準備をしてあげてください。
掲載:2013年8月