2022年10月、ワシントン州の子どもたちの大学学位取得率を高めるため、WAGAP（Washington Guaranteed Admissions Program）という合格保証制度が始動しました。
※2023年に、名称がGAPからWAGAPに変更されました。
3つの条件
この新しい制度は、「3つの条件を満たすだけで、ワシントン州にある州立大学6校への包括的合格通知を受け取ることができる」というものです。
このプログラムから合格通知を受け取るための条件は以下の3つのみです。
- ワシントン州の学区（School District）がこのプログラムに参加していること
- 9-11年生までのGPAが3.0以上あること
- CADRs（College Academic Distribution Requirement）と呼ばれる教科ごとの履修内容基準を満たしていること
※SAT/ACTなどの共通テストスコアも先生の推薦も提出する必要はありません。
参加しているワシントン州の州立大学6校
- University of Washington Tacoma
- Central Washington University
- Eastern Washington University
- The Evergreen State College
- Washington State University
- Western Washington University
合格通知を受け取った受験生は、5校の中に進学を希望する大学があれば、各大学の指示にしたがって、出願手続きを踏む必要がありますので、ご注意ください。
WSU のニックネームで親しまれている Washington State University のように、以前から「自動合格制度」を導入していた大学もありました。しかし、今回この新制度が発足したことを機に、その基準となる GPA（Grade Point Average）が変更され、合格保証制度での合格に必要な GPA は3.0となりました。
2022年の初年度に参加を表明した学区は60を超えていますが、現時点ではシアトル学区を筆頭に対象になっていない学区も数多く見受けられます。これらの学区は、次年度以降、プログラムに参加することが期待されます。