ワシントン州には大小さまざまな大学がありますが、その規模や有名な学部はもちろん、住環境などさまざまな事柄を考慮して、慎重に選ぶ必要があります。ここではワシントン州の主なテクニカル・カレッジをご紹介します。
レイク・ワシントン・インスティチュート・オブ・テクノロジー(Lake Washington Institute of Technology)
所在地:カークランド市
www.lwtc.edu
シアトルから車で20分のカークランドにあるテクニカル・カレッジ。4,500名の学生が在籍し、留学生は日本人学生も含め50名弱。インターナショナル部門の拡張を目指し、多くの留学生を積極的に受け入れているため、サポートシステムも充実しています。専門性や技術力を身につけ企業の即戦力となることに力を入れており、キャリア・トレーニング・プログラムやインターンシップにボランティアなどを通じて、現場で技術を磨く機会も多く、多くの卒業生が短期間で就職していることが特徴です。IT分野の科目が他大学と比較しても特に充実。特定のスキルを習得・向上したいという学生の方にお勧めです。
レントン・テクニカル・カレッジ(Renton Technical College)
所在地:レントン市
www.rtc.edu
シアトルから車で約20分のレントンにある2年制の専門・テクニカル大学。エンジニア、ビジネス、貿易、調理など70以上のコースがあり、約1万6,000人以上が高い専門知識・技術の習得を目指しています。地元企業とのタイアップにより、最新の技術・知識を提供しており、その評判は地元企業にもよく知られているのも同校の特徴の1つ。留学生は約25名で、経験豊富な留学生アドバイザーがいるので安心して学生生活を過ごすことができます。残念ながら、学生の多くは専門性を身につけることが最優先であるため、学内のアクティビティはあまり行われていませんが、少人数制で実習なども多いクラスを通して、友達作りができるかもしれません。
ベイツ・テクニカル・カレッジ(Bates Technical College)
所在地:タコマ市
www.bates.ctc.edu
ワシントン州のタコマにある、州内でも最も大きい公立のテクニカル・カレッジです。生徒数は4,500人で、そのうち留学生は約50人と少ない割合です。IT関連・医療関連をはじめとした60ものコースがあり、実践や実習を重視し、技術を確実に身につけたいという方にお勧めの学校です。もっと勉強を続けたい方には、4年制大学への編入コースもあります。キャリアアップのためのコースも充実しており、夜間や週末のコースもあり。仕事と勉強の両立をこなす学生も少なくありません。
ベリンハム・テクニカル・カレッジ(Bellingham Technical College)
所在地:ベリンハム市
www.btc.ctc.edu
シアトルから車で約2時間、カナダの国境に近いベリンハムにあるテクニカル・カレッジ。治安も良く、住みやすいところです。学生数は約1400人、そのうち留学生は10数人と少ないため、留学生向けの事務所やクラブなどはありません。しかし、日本人の少ない環境で、しっかり英語を身につけたいという方にお勧めです。ビジネス・医療関連・教育・工業技術の4つの分野で、約50のコースを提供しています。また、地元の企業と提携し、多くのインターンシップを提供しているため、実践の場で最先端の技術・知識を身につけることができます。
クローバー・パーク・テクニカル・カレッジ(Clover Park Technical College)
所在地:レイクウッド市
www.cptc.edu
シアトルから車で40分のレイクウッドにあるテクニカル・カレッジ。生徒数は約3,000人で、留学生は約30名ですが、日本人アドバイザーも常勤しており、サポート体制は整っています。一般のカレッジは2年で卒業するのが普通ですが、同校は1年半という短期間で準学士号や修了証書が取得できるのが魅力です。また、特別コースとして、航空整備士や民間航空パイロットなどのコースがあり、専用の飛行場や整備工場などを備え、航空学を専攻する学生が多く在籍しています。それ以外には美容関係のプログラムも充実しており、学生によるヘアサロンがキャンパス内にあるなど、すべてのプログラムが「実体験」を通じて学習を深めスキルを高めるという方針のもとに運営されています。